本拠地「アナハイム」での、エンゼルスVSタイガース3連戦。

初日の今日、エンゼルスは2-11で大敗し、地区優勝の可能性が「0-ゼロ」となりました。

そして。

試合後、大谷選手のロッカーからは私物がなくなり、整理されていたのです。

右肘靭帯損傷後の大谷選手

8月23日、右肘内側側副靭帯損傷判明。

その後も、打者として試合に出場していた大谷選手。大谷選手は右投げ左打ちのため、右肘の怪我はバッティングに影響はないとされていました。

出場し続ける大谷選手の気持ちの強さと野球への愛情に、様々な賛否と憶測記事が飛び交い、本人がやりやすかったはずはありませんが、それでも毎日球場で打って走って、笑顔を見せてくれていました。

しかし、9月5日、試合前の屋外でのフリーバッティング中に右脇腹を痛め、IL入りにはならなかったものの、それ以降は今日まで11試合連続欠場。

試合前にグラウンドでウォーミングアップする姿が何度か見られただけで、試合中、彼の姿をベンチに確認することはない毎日でした。

エンゼルス、地区優勝の可能性が完全消滅

今日からタイガースとの3連戦。初日は2-11の大敗。

地区優勝の可能性がついに完全に「ゼロ」となってしまいました。

今期のエンゼルスはとにかく怪我人が多い印象ですが、ここへ来てなお、その負の連鎖は止まりません。

大谷選手を含め、主力選手のほとんどが、欠場もしくはIL(故障者リスト)入り。誰かが戻ってきても誰かがいなくなる、そんな状況がシーズン中ずっと続いていました。

また、プレーオフ進出が絶望となったことで、資金繰りのためにスタメン選手を何人も放出。毎試合、傘下チームから何人もの選手たちを、入れ替わり立ち代わり交代で出場させるしかない状況です。

特に投手不足は深刻で、敗戦処理の抑え投手として今日もまた登板させられたのは、野手のエスコバー選手です。

個人的には大好きなエスコバー選手ですが、お金を出して観戦しているファンの中には「何を見せられているんだろう」と思う人もいるかもしれません。

残りの試合を「消化する」というより「しのいでいる」ように見えてしまうエンゼルスの辛い現状ですが、今日の試合後、記者たちの間に衝撃が走りました。

大谷翔平選手のロッカーから、バット、グラブ、スパイク、帽子などの野球道具一式や、個人の私物と思われるもの全てが消えていたのです。

まとめ

この記事を書いている現時点では、大谷選手の状況について公式な発表は何もありません。

エンゼルスの広報は「明日何らかの発表を行う予定」としています。

私個人としては、大谷選手の事情について、憶測で物を言うのは控えるようにしています。

大谷選手サイドの正式発表こそが、大谷選手自身の意向であると信じるからです。

右肘の治療が必要不可欠であることは事実であり、それを、いつからどのようにするのかは、待っていれば、この先きっと知らされる日が来るでしょう。

一番辛いのは大谷選手本人だということを、一瞬たりとも忘れたくありません。

大谷選手のロッカーから私物が消えたニュースで、私たち多くのファンが、「大谷翔平選手」を突然失ってしまったかのような、そんな気持ちになってしまいました。

それは、大谷選手のことが好きすぎるが故に、びっくりして、途方もない寂しさに動揺しているだけです。

ですから、今は深呼吸し、落ち着いて、続報を待ちたいと思っています。

大谷選手に幸あれ!